投稿者: mine
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雨と珈琲:4話 あなたの言葉は誰の為に
あなたは語ることを職業としてるんでしょう、と彼女は言った。その通りだった。私はただ語ることによって生計を立てて…
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雨と珈琲:3話 June Minority Graduation
現実は結局多数が決めた常識に則って動いているし、それから弾かれてしまったら何も出来なくなってしまうの。だからわ…
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ThreeAngles:3話 In amore quoque, falsus in uno, falsus in omnibus.
私は何でも知っている。だから彼の様子がおかしいことはずっと前からわかっていた。けれどそれはどう考えたって信じた…
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ThreeAngles:2話 inopia amicos probat.
その日はとても寒い雪の日だったのを、私は覚えている。音もなく降り積もる真っ白な夜に、私は彼に抱かれたのだ。それ…
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ThreeAngles:1話 ne vivam si abis.
チン、と小気味良い金属音を響かせて熱されたそれは、甘い白濁をしていた。 私は温まったミルクを手に取って口をつけ…
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雨と珈琲:2話 悲恋についての懺悔と真実
奇遇だね、とぼくは彼女に向かって笑いかける。必然よ、死ねば良いのに、と彼女はいつかと同じように嫌悪感を隠さずそ…
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[掌編]ウィークエンド・デッドエデン
日曜もあと数時間の命となったことに今週もげんなりしていると、電話が鳴った。鳴ったというより震えた。画面を見ると…
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[掌編]不誠実な恋の果実
ねえ、ぼくは不誠実な人間だよ、とぼくは呟くように言った。 昔の話をしよう。ぼくが小学校高学年の頃の話だ。恋とい…
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[掌編]ひまわりの咲く方へ
それはある夏の日の、まだ陽の高い午後の事だった。 私達は、カーテンを締め切った暗い部屋の中でうずくまっていて、…
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[掌編]World’s end (before few minutes.)
それは嘘のような本当の話。例えばね、と彼女は前置きして話を始める。今日はエイプリルフール。──嘘の日だ。 たと…